阪神心エコー図カンファレンス

阪神心エコー図カンファレンスについて (About us)
最近いろいろなところで, 「心エコー図検査の件数が急増した」という声を聞きます. それはつまり心エコー図検査の臨床での重要性が高まってきていることを意味し, 循環器領域だけでなく他領域の疾患と循環器病との関連, 安静時の検査のみならず運動や薬剤の負荷心エコー図検査の活用、構造的心疾患のカテーテル治療にともなう術中心エコー図検査など, 心エコー図検査の役割が増えるのみならず, 多様化してきているようです.
さらに, 超音波装置が安価になり, またハンディ化してきました. その結果, 誰もが簡単に心エコー図検査を行える環境が整備されつつあります. すなわち, 心エコー図検査が聴診器替りに使われるようになる時代がもうそこまで来ているということです. そうなると, 心エコー図検査のできる能力が専門医のみならずあらゆる医師に要求されるでありましょう. 医師のみに限らず多くのコメディカルスタッフにも簡単な心エコー図検査の技術が要求される, というような時代も遠からず到来するかもしれません.
このような近未来を想像し, 今まで心エコー図検査とは無縁だった医師, 検査技師の方たちに学習の場を提供しようと, この阪神心エコー図カンファレンスを作りました.
阪神心エコー図カンファレンスは研究会ではありません. すなわち, 研究発表の場ではなく, これから心エコー図を始めようとする方々, または心エコー図を撮り始めたけれどなかなか上達しなくて悩んでいる方々を対象に, 教科書や雑誌からは得られないことを学んでいただくことを企図した場であります. ぜひ, 積極的に参加していただき, 日頃悩んでいること, ぶつかっている壁について一緒に語り合いましょう.
カンファレンス顧問: JCHO 星ヶ丘医療センター 院長 増山 理
国立病院機構 大阪医療センター 臨床研究センター センター長 上松 正朗